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雨衣ひとすじ久保製作所

ブログ

雨の名前は400種類?!

皆さま、こんにちは。
GW突入ですね。どんどん世の中が制限から解放され、今年のゴールデンウィークはようやく日常を取り戻しつつありますね。家族やお友達と新緑の青空の下、自由に楽しいお休みを楽しんで頂きたいです。ここ和歌山県紀美野町にある当社から見える山並みはところどころ新緑が映えて緑のグラデーションがとてもキレイです。

春雨サラダと春の雨

先日、東京の友人とオンラインランチをしていた時のことです。画面向こうの友人が、食べていた手元の春雨サラダを見ながら「そう言えば春雨って雨の名前なんだってね」と。
うっかりしていましたが、春雨はその名のとおり雨の名前のひとつでしたね(冷汗)
食べる春雨の方が断然馴染みがありますが、漢字を見ればわかりますよね。

春雨は春にしとしと降る雨のことですが、なぜ食べる春雨にその名がついたのか不思議ですよね。調べてみると、春雨の製造上小さな穴の開いた機械に生地を流し込んで熱湯で茹でる時、熱湯に生地が落ちていく様子が細い春の雨に似ていることから名付けられたという説があるようです。

神様は八百万(やおろず)、雨の名前は400種。やっぱりニッポンはすごかった?!

海外に行ったことのある友人の話では、英語で「雨」と言えばほとんどrain(レイン)で表現されるのに対し、日本語には雨の名前が400種類もあるとのこと。世界中で日本のように雨を表す表現が400種類もある文化はどこにもないそうです。400種類もあるとはびっくりです。私たちが知っているような言葉はほんの一部でしかないということですよね。

八百万(やおろず)の神様がいて、雨の呼び名は400種類。やっぱり日本はすごい、特別な国だった?!と思わずにはいられません。

例えば、春に降る雨を表す言葉。私が知っているだけでも、春時雨(はるしぐれ)菜種梅雨(なたねづゆ)花時雨(はなしぐれ)等。どれも繊細な春の雨を感じる言葉というか漢字で、風情がありますよね。漢字を見れば大体イメージはできるものの、実際どんな雨なのか、それぞれどんな違いがあるのか、この機会に詳しく知っておきたいと思いました。今回は春から新緑の頃の雨の名前について調べてみましたので、ご紹介しますね。

春時雨(はるしぐれ)  
立春から桜が開花する頃までに降る雨。雨が降ったりやんだり晴れたりなど、コロコロと変化する春の雨のこと。

引用:ハルメク 「素朴な疑問 雨の名前は何種類ある? 五月雨の意味は?」

菜種梅雨(なたねづゆ)
菜の花が咲く時期に降り続く雨の呼び名です。桜流しが桜の咲くころにたいして、菜の花のころにつづく長雨のことをいい、雨に煙る菜の花も風情があります。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

小糠雨(こぬかあめ)
糠のように細かい雨。傘をさしても音がしないほど静かに降る雨のこと。

引用:「雨を、読む。」著/佐々木まなび 芸術新聞社

春雨(はるさめ)  
春にしとしと降る細かい雨脚の雨の名称です。一雨ごとに暖かさをもたらし人々の気持ちを和ませ、木々や草の芽を成長させて花を咲かせる雨といえます。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

花時雨(はなしぐれ)   
花の季節に降る、時雨のような冷たい雨をあらわす呼び名です。時雨だけですと冬の季語になるので「花」をつけて花時雨というように種類を分けました。桜の花のころに花びらをさっとぬらして通り過ぎる雨の種類です。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

若葉雨(わかばあめ)
緑の若葉をぬらす雨のことをいい、青葉雨、翆雨、緑雨と同じで意味でつかいます。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

青葉雨(あおばあめ)
木々の青葉に降りかかる雨のことをいいます。春萌え出た新芽がだんだん緑濃く、青葉のころを迎え、その頃に青葉をぬらして降るさまが初夏の風情を感じさせる季語です。同じような意味合いの雨の種類では翆雨(すいう)や緑雨(りょくう)、若葉雨(わかばあめ)という名称のついたものがあります。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

翆雨(すいう)
青葉をぬらして降る雨で、緑雨または青葉雨と呼ばれています。「翆」という漢字が翡翠(ひすい)の漢字なので青葉のみどりが光り輝くようすが表されています。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

緑雨(りょくう)
新緑の季節に若葉をぬらして降る五月の雨のことです。青葉雨、翆雨、若葉雨と同じ意味でつかいます。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

五月雨(さみだれ)
五月雨とは陰暦の五月、梅雨時の長雨の名称です。田植えの時期でもあり、うっとうしいと同時に大変貴重な雨といえます。さみだれの「さ」は五月(さつき)のさであり、みだれは水垂れるからきています。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

五月雨(さつきあめ)
五月雨(さみだれ)と同じで梅雨をあらわす雨の呼び名です。読み方で感じがちがいますが同じ雨のことを指します。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

雨の呼び名がこれほどたくさんあることに驚きました~
例えば春に降る長雨を表わす呼び名としては、一般的な春の長雨(はるのながあめ)と、ここでご紹介した春雨(はるさめ)菜種梅雨(なたねづゆ)等があります。

また、五月雨のように同じ雨を表す名前でも読み方が違う、というのもありましたね。うーん、これは難しいですね。人によって雨を表す感じ方の微妙な違いが、読み方の違いに繋がったのでしょうか。確かに五月雨(さつきあめ)の方が馴染みがありますが、五月雨(さみだれ)の方がロマンチックな感じがしますね。

北は亜寒帯から南は亜熱帯まで幅広い気候と四季に恵まれた自然豊かな日本だからこそ、暮らしているところによって見え方感じ方も違って、風情あるいろんな表現が生まれたのかもしれません。
自分の感性に合う言葉を選んで使えばいいかもしれませんね。新緑の頃に降る雨なら、私は翆雨(すいう)が綺麗な表現だと思いました。改めて日本語はなんて繊細で美しい言葉なんだろうと思います。

それにしても雨はいつからそう呼ばれてきたのでしょうか。これだけいろんな呼び名があるということは、恵みの雨もそうでない時も、日本人は昔から雨と共に暮らしてきたのではないかと思います。

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(引用)
※ハルメク 「素朴な疑問 雨の名前は何種類ある? 五月雨の意味は?」
https://halmek.co.jp/qa/1059
※BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」
https://botanica-media.jp/592
※「雨を、読む。」著/佐々木まなび 芸術新聞社
(参考)
※exciteニュース 「なんと400語超あるとも言われる日本情緒あふれる『雨の呼び名』を一挙ご紹介」
https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_58717/
※テクノロジーと人をつなぐビジネスメディア Beyond 「春雨はどんな雨のこと?意味・由来・春に降る雨の名前」
https://boxil.jp/beyond/a5583/

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