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雨衣ひとすじ久保製作所

お知らせ

韓国出張

皆さま、こんにちは。蒸し暑い日が続いています。気温と湿度が高くなるこの季節、よくあるのが蜂の被害です。毎年6月頃になると、長年お付き合いのあるお客様から蜂駆除用の防護服の注文が入ります。

水産合羽の製造と違い、防水仕様ではないのでウエルダー加工(溶着)の必要がなく、縫製のみです。

蜂が侵入しないよう、パーツを合わせるところ、袖付け、脇、前股上、後ろ股上等は、二本針ミシンで巻き縫いをしています。

上着とズボンをドッキングし、上着の胸から背中にかけてファスナーでヘルメットをドッキングする仕様になっています。一見宇宙服のようです。

防護服を着用して炎天下での蜂の巣の駆除作業は、過酷な作業として知られていますが、最近は空調服タイプの防護服があります。

空調服は風を吸い込むので、蜂を吸い込まないよう、ファンにネットを取付ける仕様になっています。

合羽の生地

さて、水産合羽の生地は塩ビ、正式にはポリ塩化ビニールクロライド(PVC)です。最近は軽いポリウレタンのニーズが増えています。

創業当初は、両面ターポリン(塩ビの生地の名前)を使った合羽を製造していました。表も裏も塩ビの生地で、丈夫ですが重く、生地に厚みがあり、ウェルダーの加工(溶着)も大変でした。

その後軽量化のため、両面ターポリンが片面生地に変わりました。表はポリ塩化ビニールクロライド(PVC)、裏はポリエステル基布、それらを貼り合わせた生地を使っています。


製法は生地メーカーさんによって違いますが、当社が使用している生地は、ラミネート加工・トッピング加工の2種類です。

ラミネート加工は、生地メーカーさんがPVCフィルムメーカーさんにオーダーした生地、ポリエステルの裏布、接着剤などを各素材メーカーさんから仕入れ、それらを貼り合わせて作ります。

トッピング加工は、PVC樹脂、可塑剤、その他原料を配合し、シート状になった素材を接着剤を塗った裏布に圧延します。裏布の生地の隙間にPVCが入り、表の生地の色が強いです。裏と裏をウエルダーで溶着できます。

当社は一部ポリウレタン(PU)生地の製品も造っていますが、ほとんどの製品が塩ビです。水産合羽用のポリウレタン(PU)生地は軽いのが特長ですが、裏布との接着力がよくないとPUが浮いてくる場合があり、生地の製造が難しい素材です。

そのようなことから、剥離強度があり(生地が剥がれない)、ウエルダー加工できるポリウレタン生地を現在調査中です。

先日、技能実習生受入機関さんの紹介で、韓国の生地メーカーさんのポリウレタン生地を見に行ってきました。

関空へ

韓国釜山金海空港まで1時間半程度。私久保と副社長は車に乗って、7時に紀美野町を出発しました。

海南東インターから阪和自動車道に入って走りました。上之郷ICから関西空港自動車道を通って橋を渡り、関空に到着。今回は事前に駐車場を予約しました。普通に駐車場に入った後、予約専用ゲートに入って駐車エリアに駐車しました。

普段と違って今回は4F国際線ロビー。9時前に技能実習生受入機関の担当者さんとロビーで待ち合わせて、3人で搭乗手続きに向かいました。

パスポートと予約番号を用意して、自動でエアチケットを発券。航空会社のカウンターに荷物を預けました。今回はLLCのジンエアーを利用しました。

本館4Fでエアチケットとパスポートで搭乗手続きして国際線ゲートへ入り、3Fへ行き、保安検査所を通り、税関・出国審査で出国手続きして、トランジットエリアに入りました。国際線搭乗口までは、ウイングシャトルに乗り、数分で搭乗口に到着しました。

訪れるたびに手続きのシステムが変わっていて、本来なら戸惑うところ、普段から海外出張に慣れている担当者さんのおかげでスムーズでした。

出発まで時間があったので、カフェスタンドでコーヒーを買って飲み、出発の15分前に搭乗しました。

出国、釜山へ

機内は通路を挟んで左右3列、縦列30の座席数180席程度の小さな飛行機でしたが、ほぼ満席でした。7時に会社を出てから3時間半、10時35分に関空を出発しました。釜山金海空港まで1時間半のフライトです。

台風の影響で関空を離陸して暫くは揺れ、ずっと雲の中でした。シートベルト着用サインがずっとついていました。雲の上に出ると安定しました。

機内モニターがなく、どのようなルートで飛んでいるのはわからなかったですが、暫くすると海と大陸が見え、着陸態勢に入り、12時10分頃着陸しました。案外近かったです。

韓国釜山(プサン)に到着

手荷物を受け取って入国手続きに行きました。韓国では事前電子入国手続きを取っていることを担当者さんに伺って、前日にパソコンで入国手続きをしていました。窓口は7つあったにも関わらず混雑していて長い列に並びました。

1時間後にようやく順番がきて、入国審査官にパスポワートとチケットを渡しました。戻されたパスポートを見ると、スタンプの代わりにQRコードのシールが貼られていました。

次に両手の人さし指の指紋認証と顔認証があって、韓国に入りました。

私がビジネス出張したことのある国では、入国時の指紋認証や顔認証はなかったです。

今どきは他の国でも同じようなことをしているのかどうかわかりませんが、国内・海外ドラマで見る、刑務所に入るシーンと同じですね(笑)

テグ(大邸)へ

到着出口に、担当者さんの知人で、生地メーカーを仲介してくれたエージェントの方がベンツで迎えにきてくれました。初めてベンツに乗って高速道路を走り、テグに向かいました。

山があり、田んぼもあり、日本を同じような風景でした。高い山はなかったですが、松の木が多かったように思います。日本と同じで松食い虫にやられて茶色くなってる所もありました。

1時間後、工業団地エリア、テグに入りました。

工場見学

ヒュンダイケミカルさんを訪問しました。ヒュンダイ自動車の関連会社さんです。社長さんが日本語のわかる方で、社長さんと工場長さんと会議室で話をしてから工場見学しました。

ヒュンダイケミカルさんは、韓国のPCメーカーサムソンのPCカバーの生地、化粧品のパフなど製造しているそうです。

ポリウレタン生地の工場を見学しました。第一工場と第二工場があり、第一工場を見学しました。工場内は溶剤の臭いが強かったです。回転している紙がロールを通る時、柄杓で液体(PU)を補充しながらコーティングして生地を作る方式で、私は初めて見ました。


コーティング加工の後、紙にPUをコーティングしたシートとポリエステルの基布を接着剤で貼り合わせていました。

貼り合わせたロールを、乾燥室で乾かしていました。最後に紙をはがしながら、生地ロールになる、とのお話でした。

ゴミひとつ落ちてない清潔な工場での丁寧な物作りに感心しました。ヒュンダイケミカルさん、この度はありがとうござました。

釜山へ移動

ヒュンダイケミカルさんを出て、高速に乗り、ホテルのある釜山へ向かいました。

日本では国産の自動車・軽自動車が多いですが、高速でも下道でも韓国の自動車より、外国車の方が多かったように思います。

ベンツ、アウディ、BMW、レンジローバー、ジャガーなど、高級車が多かったように思います。レクサスが1台走っているのを見たくらいで、日本車はほどんど走ってなかったです。

排気量の多い方が税金が高いのは日本と同じだそうです。軽トラは何台か走っているのを見ましたが、コンパクトカーや軽自動車は走ってなかったです。

ナンバープレートの色が違う車が走っており、尋ねたところ、普通車は白で、社用車が黄色とのことでした。

黄色と言えば日本では軽自動車ですが、韓国の黄色のナンバープレートは蛍光色のような色でした。

釜山(プサン)の夜の街へ

さて、釜山市内のベニキアホテル海雲台にチェックインしました。ビジネスホテルですが、部屋は広かったです。

エージェントさんのおすすめで、夕食はプルコギの店に行きました

最初はステーキ肉の焼肉を頂きました。薬味が何種類かあり、私は塩とわさびで頂きました。プルコギは味漬けした柔らかい薄いお肉で美味しかったです。

釜山の街を歩きました。観光客で賑わっていました。食べ物屋さん、履き物やさん、果物やさん、食堂が多かったです。

超高層マンションがそびえていました。韓国は今不動産が高いそうで、写真のマンションは最低でも3億円するそうです。

釜山の朝

さて、韓国は朝食にたら鍋を食べる習慣があり、翌朝はエージェントさんおすすめのたら鍋のお店に行きました。

入り口ドアにブルーリボンシールがたくさん貼ってあり、ブルーリボンが多いほど美味しいお店だそうです。

たら鍋は、たら、薄切り大根、ねぎが入って、塩ベースに韓国の辛み調味料の味付けでした。塩気も辛みも強かったです。たら独特の臭いが少し気になりましたが、美味しかったです。


カクテキキムチ、イカキムチ、きゅうりの漬物、玉ねぎ、海苔と一緒に頂きました。普段は食べませんが、辛みのないシャキッとした玉ねぎで美味しかったです。


韓国の海苔と言えばごま油が塗ってある海苔ですが、今回の海苔はいわゆる味のついてない浅草のりタイプでした。卵焼きは中にカニカマと海苔をくるんだ卵焼きで、美味しかったです。

海辺のカフェ

たら鍋食堂を出て、車で眺めのいい海のそばのカフェに行きました。釜山の海側と街側、両方見える場所でコーヒーを飲みました。レールに乗って走る観光用ゴンドラに乗ると、もっといい景色が見れる、とのことでした。

日本へ

レインボーブリッジに似た橋を渡って空港へ向かいました。高速道路を走って40分。空港でエージェントさんと別れて、3人で空港に入りました。


機械でチケットを発券。チケットとパスポートを持って航空会社のチェックインカウンターに並びました。混んでいて30分並びました。

荷物を預け、手荷物検査の間、5分待機するように言われ、待っていました。呼び出しがなかったので、出国手続きに入りました。

パスポートとチケットを機械にかざし、帰りは片手の人差し指認証と顔認証後、ゲートに入りました。

免税店でお土産に韓国海苔とお菓子を買いました。搭乗口の手前にあるスタンドで、スイカのジュース、アイスコーヒーを買って飲み、飛行機を待っていました。

台風で飛行機が飛べるかどうか心配でしたが、予定通り出発しました。帰りもほぼ満席。ほとんど雲の上でした。

関空に近づいてきた頃、少し揺れました。着陸前に右手にりんくうタワーを見ながら無事着陸しました。

手荷物受け取りフロアで入国カードに記入して、しばらく待って手荷物を受け取り、入国審査官にパスポートとチケットと入国カードを見せて帰国しました。

担当者さんと空港で別れ、二人で車に乗り紀美野町に向かって走りました。4時半頃会社に到着。

冬ソナが流行った頃ドラマで見て以来、韓国の街を見ることはほとんどなかったです。釜山は、歌の「釜山港へ帰れ」の影響で漁師町のイメージがありましたが、高層ビルの立ち並ぶ近代的な街に驚きました。

一泊二日、滞在時間24時間、初の韓国への旅でした。担当者さん、エージェントさんのおかげで生地メーカーさんの工場を見学でき、本場の韓国料理を味わい、港町釜山を歩くことができました。ありがとうございました。

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