皆さま、こんにちは。このところ日中はだいぶ暖かくなり、春らしくなってきました。今年は雪が降らず、紀美野町に雪が降ったのは2月に入って1回でした。
うっすらと雪が積もり、工場の水道が凍結して水が出なかったことがありましたが、例年のように寒くはないです。
さて、2月も終わり3月になりますが、1月後半頃から、3月から漁にでる船から注文が入ってきています。我が社は3月から5月、11月、12月が繁忙期です。
北海道は海明けが3月、関西の方ではカツオ漁が始まります。
近海のカツオ漁は、2月・3月は伊豆諸島や小笠原諸島、宮崎の船は南西諸島で漁をします。北上するカツオを追いかけて4月~6月は房総沖、6月~11月は三陸沖で漁をします。
2月から11月まで漁に出かけ、戻るのは11、12月から1、2月。9ヶ月も海の上で漁をして過ごす漁師さんの活動を支える、丈夫な合羽を作ろうと、気合いが入っています。
小樽へ 和歌山県紀美野町を出発
さて、先日北海道は小樽のお客様を訪問しました。今回のお客様は、北海道を拠点に工業関係のゴム製品製造・販売しているミツウマさんです。
当社はミツウマブランドの合羽と胴付き長靴を製造させて頂いています。
今回も私久保と副社長の二人旅です。北海道の小樽までは6時間程度。朝5時50分に紀美野町を出発しました。
海南東インターから阪和自動車道に入って走りました。上之郷ICから関西空港自動車道を通って橋を渡り、関空に到着。その頃には外も明るくなってきました。
搭乗待ちのロビーからの風景です。りんくうゲートタワーやスカイゲートブリッジが見えます。日が昇り、飛行機に太陽があたってきれいでした。

チェックイン後、ゲート内のローソンで朝ご飯を買って食べました。私は4種類の味を楽しめるサンドイッチというところに惹かれBLTEサンド(ベーコン、レタス、たまご、トマト)」とお茶。
サンドイッチと言えばBLTサンド。ベーコン(B)・レタス(L)・トマト(T)ですが、今回はそれに卵が付いたサンドイッチで、その名もBLTのあとにEがついてBLTEサンドでした。
その他、ホテルのレストランのメニューにクラブハウスサンドがあります。
サンドイッチと何が違うのか調べたところ、挟む具はサンドイッチと同じでいろいろですが、トーストした3枚のパンを使ったサンドでした。
副社長はおにぎり弁当とお茶。どう見ても卵焼きだと思って食べたら、中身がオムそばだったそうです。外見だけじゃわからないものだと、二人で話しました。
関空を出発
さて、8時5分に関空を出発、新千歳空港まで2時間のフライトです。今回乗った飛行機はANA1711。ほぼ満席でした。
北海道までは関西から2時間、東京から1時間。九州は直行便のある福岡から2時間15分。
九州の他のエリアからは羽田乗換えで4、5時間。乗換えは飛行機代も高くつきますから、福岡まで車か電車で移動する人もいると思います。
また、沖縄からは羽田乗換えで5、6時間。沖縄から5、6時間で東南アジアに行けますから、沖縄の人にとって北海道は海外旅行みたいなものですね。
関空―新千歳間の飛行機代は、早割で片道27000円、往復54000円。同じ時間帯発のLCC、例えばピーチの場合は往復36000円ですが、荷物持ち込み料など、オプションによって追加になるためプラス1~2万と思った方がいいです。

北海道に到着
予定どおり10時に新千歳空港に着陸しました。その日雪は降っていませんでした。今回ANAなのにはじめてバスでターミナルビルに移動しました。
5分ぐらいバスに乗りましたが、滑走路も空港内道路も雪がなかったです。除雪機が5、6台並んでいるのが見えました。
ターミナルビルに入り、エスカレーターを降りて、JR乗り場へ移動。新千歳空港発10時54分のエアポート臨時便に乗りました。
指定席が満席のため自由席でしたが、乗客の多くは海外の方でした。アジア系の方が多かったと思います。札幌雪祭りが2月11日まで、小樽雪あかり祭りが2月12日からでした。
小樽に到着
6時前に地元を出発してから6時間後の12時過ぎ、ようやく現地に到着しました。小樽駅に着くと、ぼたん雪でした。大きなふわふわとしたぼたん雪が降っていました。
お昼を食べるため、駅から2~3分の商店街へ向かって歩きました。ほぼ歩道には雪はありませんでしたが、所々凍っていて滑らないように注意が必要でした。
ちょうど商店街に靴屋さんがあり、靴に装着する滑り止めを購入しました。1個1500円。
スパイク(ピン)が付いたゴムバンドを、靴のつま先とかかとにひっかけて、靴底全体に装着するタイプの滑り止めです。
今回は凍っているところより雪がないところが多かったので、歩きにくかったです。

さて、靴屋さんに商店街の中の中華のお店を教えてもらってお昼です。昼時で店は混雑していました。
私は五目あんかけラーメンと餃子、副社長はみそラーメンと炒飯と餃子。
小樽のB級グルメと言えばあんかけ焼きそばが有名ですが、今回はラーメンにしました。
ミツウマさん訪問
さて、商店街からタクシーでミツウマさんへ向かいました。会社のまわりには雪がどっさり積もっていましたが、ミツウマさんによると今年は雪は少ないそうです。
ミツウマさんは北海道小樽市を拠点に、工業用ゴム製品製造・販売している企業さんで、ゴム長靴メーカーさんとして有名です。
水産業関連商品としては、長靴と合羽を販売しており、弊社はミツウマさんからのオーダーで合羽と胴付き長靴の一部製品を製造しています。昭和42年頃、水産合羽製造当初からのお付き合いです。
弊社の地元和歌山県紀美野町ではその昔、棕櫚(しゅろ)を使ったタワシ・箒(ほうき)・雨合羽づくりが主な産業でした。現代になって素材は変わりましたが、生活雑貨用品製造の産業は続いています。
創業当初、当社は陸用、主に農業用の合羽を製造していましたが、価格の安い輸入品におされ、業績が低迷していました。
新事業として水産合羽製造に取り組もうと、当時ゴム合羽を製造していたミツウマさんに、当社の塩ビの合羽を企画提案して、ミツウマさんの合羽を製造することになりました。
それが、久保製作所の水産合羽製造のはじまりです。
最初はミツウマさんの合羽製造がほとんどでした。「ミツテック」(厚み0.47mm)・「ミツエース」(厚み0.45mm)・「軽快ミツテック」(厚み0.37mm)を製造していました。
今は合羽の軽量化のため、両面ターポリン(塩ビの生地の名前)が裏布に変わりましたが、当時は両面ターポリンを使った合羽を製造していました。
生地の厚みがあり、ウェルダーの加工(溶着)も大変でした。

また、当時は合羽の袖に、ミツウマさん製造のゴム袖(長さ15㎝程度)を取付けていました。
その際、ゴムと塩ビはウェルダーではつかないため、弊社が塩ビのリング(幅4㎝)を作り、そのリングをミツウマさんがゴム袖の袖口とは反対側にボンドでくっつけ、塩ビのリングのついたゴム袖を当社が合羽の袖にウェルダー加工して、袖を作っていました。
社員全員で1日5枚作るのが目標だったと、当時製造現場にいた母から話しを聞いています。
今回の訪問では、ミツウマさんから納期の要望があり、今後の生産予定などを打合せしました。打合せ後、ミツウマさんが小樽駅まで送って下さいました。
駅までの道のり、道路に雪はなかったですが、道路脇には雪が積もっていました。担当者さんの話では、今年は雪が少なく、道幅は例年より広くなって走りやすいそうです。
ミツウマさん、お忙しいところありがとうございました。今後とも宜しくお願いいたします。
新千歳空港へ
小樽駅に到着。駅のホームには雪がなかったです。小樽駅での待ち時間、駅舎内のカフェに入り、コーヒーとモンブランのケーキセットでお茶しました。
さて、小樽駅発17時のエアポート176号に乗りました。帰りは指定席です。

18時16分に新千歳空港に到着。会社用と自宅用にお土産を買いました。マルセイのバターサンド、焼きもろこし、酢昆布(羅臼昆布)、とろろ昆布、おぼろ昆布、鮭節、白樺の木の模様のバームクーヘン三方六(さんぽうろく)、甘納豆。
副社長は、マルセイのバターサンド、味噌ラーメン、じゃがポックル、白い恋人、利尻昆布。
お土産物を買った後は、ゲート内の北の味覚、お寿司屋さん「すず花ゲート店」で夕食です。二人ともおまかせ握りと、山わさびが乗ったイカの寿司を食べました。
新千歳空港を出発 和歌山へ
さて、20時20分のANA1720便に乗って新千歳空港を出発。関空まで2時間20分のフライトです。遅い便だったせいか、少し空席がありました。
22時40分に無事関空に到着。ゲートを出てからコートを荷物棚に置き忘れたことに気付きました。
すぐに空港カウンターに戻ったところ、既に業務終了。明朝問い合わせすることにして23時30分、関空を出ました(翌朝ANA忘れ物センターに問合せ、無事コートあり。2日後ANAのカウンターに取りに行きました)。
地元紀美野町に到着したのは、日付けをまわって午前0時20分。朝6時に地元を出発して18時間20分後に戻ってきました。
総移動距離約2441kmの旅でした。
