Author Archives: kuboseisakusyo

5月の「コレクボ」- あっ!これ久保(うちの)合羽や!-

皆さまこんにちは。全国的に梅雨入りし、ひと雨ごとに移り変わる新緑の色合いを楽しめる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、遅くなりましたが5月にテレビなどメディアで見かけた弊社製品情報「コレクボ」-あっ!これ久保(うち)の合羽や!-を2件ご紹介させて頂きます。

NHKニュース おはよう日本 かつお一本釣り 若者の挑戦 宮崎・伝統のかつお一本釣り 厳しい世界に飛び込んだ若者に密着(5/7放送)

番組に登場していた若手漁師さんが弊社のエミック(カラー:オリーブ・パープル)シーピープル(カラー:ライムイエロー)を着用下さっていました。

宮崎県日南市はかつお一本釣り漁で有名ですね。その歴史は古く、300年も前の江戸時代に当時の紀州藩(和歌山)から飫肥藩(日南市)に伝わったことが始まりとされ、当時地元特産の飫肥杉(おびすぎ)を船体に使っていたそうです。地元林業と結びついたかつお一本釣り漁業が評価され、日本農業遺産に認定されています。

写真 提供:日南市

それだけではなく日南かつお一本釣り漁業は昨年、持続可能な漁業の普及に努める国際非営利団体協議会MSCからMSC漁業認証されているんですね。

かつお一本釣り漁では釣り上げるのは群れの2割程度だそうです。お魚という資源の持続可能性や生態系に与える影響などの面から、適切な漁を目指して取り組んでいる日南市のかつお一本釣り漁が評価されたのですね。おめでとうございます!!

〇MSC漁業認証とは?
水産資源や環境に配慮し、適切に管理された持続可能な漁業に関する認証です。漁業に対する「MSC漁業認証」と、水産物の水揚げ以降のサプライチェーンに対する「MSC CoC認証」の2つがあります。  引用:MSC(海洋管理協議会)

一本釣りかつお漁師さんは一人あたり20本程の竿を持ってお魚の大きさや漁の状況に応じて使い分けているそうですよ。また、驚いたのはかつお船には座順(ざどこ)と呼ばれる釣りの力量による席順があるそうで、漁師さんは決められたポジションで釣りを行なうのだそうです。さすがは江戸時代から続く伝統漁法。規律正しい日本の伝統文化の素晴らしさを感じました!

そんな厳しい暮らしに飛び込んだ勇気ある若手かつお一本釣り漁師さんたち。いつも命がけで私たちに新鮮で美味しいかつおを届けて下さりありがとうございます!弊社合羽が皆さまのお供としてお役に立てることを心より願っています。どうかお体に気をつけてこれからも頑張って下さいね。応援しています!

なお、日南かつお一本釣り漁業について、宮崎県日南市さまより画像・資料のご提供を頂きました。御礼申し上げます。

エミックはこちら

シーピープルはこちら

読売テレビ「満天☆青空レストラン」宮崎県延岡市のサクラマス養殖(5/21放送)

続いてのコレクボ情報は、日本にはまだまだ美味しい食材がたくさんある!季節の美味しい食材を求めて宮川大輔さんが日本各地を旅する人気番組「満天☆青空レストラン」(土曜夕方6:30~7:00)。私も時々観ていますが、いつ観ても美味しそうだなぁと食べてみたくなるものばかりです。

5/21放送の番組食材は宮崎県延岡市、1匹1万円以上もする幻の高級魚「サクラマス」。育てている会社の社長さんは20代の現役大学院生。その養殖場で働く名人の方が弊社のファイブシー(カラー:モーブ)を着用下さっていました。

サクラマスは元々ヤマメで、海で養殖されることにより大きさが10倍ほどのサクラマスになるそうです。名人の方はサクラマスが宮崎の名産と呼ばれるようにしたい!とのことでした。

うっすら桜色のサクラマスですが、何といくらはオレンジ色ではなく黄金色!黄金色のいくらを見たのは初めてです。

庶民にはちょっと敷居の高いお魚ですが、サクラ色の身に黄金色のいくら。とても縁起のよいお魚として、お祝いごと等の時にぜひおすすめしたいお魚だと思います!

サクラマスが広く知られるよう試行錯誤して懸命に育てている方々から元気を頂きました。

弊社合羽が皆さまのお供としてお役に立てることを心より願っています。どうかお体に気をつけてこれからも頑張って下さいね。応援しています!

ファイブシーはこちら

※参考:「農業遺産パンフレット」(宮崎県日南市)
※写真 提供:日南市
※参考:満天☆青空レストラン 5/21放送 サクラマス@宮崎県延岡
https://www.ntv.co.jp/aozora/articles/19139rxjzcwz99lfvyqw.html

雨の名前は400種類?!

皆さま、こんにちは。
GW突入ですね。どんどん世の中が制限から解放され、今年のゴールデンウィークはようやく日常を取り戻しつつありますね。家族やお友達と新緑の青空の下、自由に楽しいお休みを楽しんで頂きたいです。ここ和歌山県紀美野町にある当社から見える山並みはところどころ新緑が映えて緑のグラデーションがとてもキレイです。

春雨サラダと春の雨

先日、東京の友人とオンラインランチをしていた時のことです。画面向こうの友人が、食べていた手元の春雨サラダを見ながら「そう言えば春雨って雨の名前なんだってね」と。
うっかりしていましたが、春雨はその名のとおり雨の名前のひとつでしたね(冷汗)
食べる春雨の方が断然馴染みがありますが、漢字を見ればわかりますよね。

春雨は春にしとしと降る雨のことですが、なぜ食べる春雨にその名がついたのか不思議ですよね。調べてみると、春雨の製造上小さな穴の開いた機械に生地を流し込んで熱湯で茹でる時、熱湯に生地が落ちていく様子が細い春の雨に似ていることから名付けられたという説があるようです。

神様は八百万(やおろず)、雨の名前は400種。やっぱりニッポンはすごかった?!

海外に行ったことのある友人の話では、英語で「雨」と言えばほとんどrain(レイン)で表現されるのに対し、日本語には雨の名前が400種類もあるとのこと。世界中で日本のように雨を表す表現が400種類もある文化はどこにもないそうです。400種類もあるとはびっくりです。私たちが知っているような言葉はほんの一部でしかないということですよね。

八百万(やおろず)の神様がいて、雨の呼び名は400種類。やっぱり日本はすごい、特別な国だった?!と思わずにはいられません。

例えば、春に降る雨を表す言葉。私が知っているだけでも、春時雨(はるしぐれ)菜種梅雨(なたねづゆ)花時雨(はなしぐれ)等。どれも繊細な春の雨を感じる言葉というか漢字で、風情がありますよね。漢字を見れば大体イメージはできるものの、実際どんな雨なのか、それぞれどんな違いがあるのか、この機会に詳しく知っておきたいと思いました。今回は春から新緑の頃の雨の名前について調べてみましたので、ご紹介しますね。

春時雨(はるしぐれ)  
立春から桜が開花する頃までに降る雨。雨が降ったりやんだり晴れたりなど、コロコロと変化する春の雨のこと。

引用:ハルメク 「素朴な疑問 雨の名前は何種類ある? 五月雨の意味は?」

菜種梅雨(なたねづゆ)
菜の花が咲く時期に降り続く雨の呼び名です。桜流しが桜の咲くころにたいして、菜の花のころにつづく長雨のことをいい、雨に煙る菜の花も風情があります。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

小糠雨(こぬかあめ)
糠のように細かい雨。傘をさしても音がしないほど静かに降る雨のこと。

引用:「雨を、読む。」著/佐々木まなび 芸術新聞社

春雨(はるさめ)  
春にしとしと降る細かい雨脚の雨の名称です。一雨ごとに暖かさをもたらし人々の気持ちを和ませ、木々や草の芽を成長させて花を咲かせる雨といえます。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

花時雨(はなしぐれ)   
花の季節に降る、時雨のような冷たい雨をあらわす呼び名です。時雨だけですと冬の季語になるので「花」をつけて花時雨というように種類を分けました。桜の花のころに花びらをさっとぬらして通り過ぎる雨の種類です。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

若葉雨(わかばあめ)
緑の若葉をぬらす雨のことをいい、青葉雨、翆雨、緑雨と同じで意味でつかいます。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

青葉雨(あおばあめ)
木々の青葉に降りかかる雨のことをいいます。春萌え出た新芽がだんだん緑濃く、青葉のころを迎え、その頃に青葉をぬらして降るさまが初夏の風情を感じさせる季語です。同じような意味合いの雨の種類では翆雨(すいう)や緑雨(りょくう)、若葉雨(わかばあめ)という名称のついたものがあります。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

翆雨(すいう)
青葉をぬらして降る雨で、緑雨または青葉雨と呼ばれています。「翆」という漢字が翡翠(ひすい)の漢字なので青葉のみどりが光り輝くようすが表されています。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

緑雨(りょくう)
新緑の季節に若葉をぬらして降る五月の雨のことです。青葉雨、翆雨、若葉雨と同じ意味でつかいます。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

五月雨(さみだれ)
五月雨とは陰暦の五月、梅雨時の長雨の名称です。田植えの時期でもあり、うっとうしいと同時に大変貴重な雨といえます。さみだれの「さ」は五月(さつき)のさであり、みだれは水垂れるからきています。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

五月雨(さつきあめ)
五月雨(さみだれ)と同じで梅雨をあらわす雨の呼び名です。読み方で感じがちがいますが同じ雨のことを指します。

引用:BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」

雨の呼び名がこれほどたくさんあることに驚きました~
例えば春に降る長雨を表わす呼び名としては、一般的な春の長雨(はるのながあめ)と、ここでご紹介した春雨(はるさめ)菜種梅雨(なたねづゆ)等があります。

また、五月雨のように同じ雨を表す名前でも読み方が違う、というのもありましたね。うーん、これは難しいですね。人によって雨を表す感じ方の微妙な違いが、読み方の違いに繋がったのでしょうか。確かに五月雨(さつきあめ)の方が馴染みがありますが、五月雨(さみだれ)の方がロマンチックな感じがしますね。

北は亜寒帯から南は亜熱帯まで幅広い気候と四季に恵まれた自然豊かな日本だからこそ、暮らしているところによって見え方感じ方も違って、風情あるいろんな表現が生まれたのかもしれません。
自分の感性に合う言葉を選んで使えばいいかもしれませんね。新緑の頃に降る雨なら、私は翆雨(すいう)が綺麗な表現だと思いました。改めて日本語はなんて繊細で美しい言葉なんだろうと思います。

それにしても雨はいつからそう呼ばれてきたのでしょうか。これだけいろんな呼び名があるということは、恵みの雨もそうでない時も、日本人は昔から雨と共に暮らしてきたのではないかと思います。

不安定なニッポンの空模様を乗り切る1着!ドノソラレインパーカ

弊社ドノソラレインパーカは、雨天時はもちろん、“のち晴れ”になってもそのまま着用できる、どの空模様でもWelcome!な日本製ハイスペック全天候型フーデッドレインコート。とにかく軽いんです~ 軽い着心地ながらも、小雨から大雨までどんな雨も防ぐハイスペック仕様!素材のディアプレックスは「温度によって透湿度を変化させる機能」が最大の特長。暑い時にはムレにくく、寒い時には体温の低下を防ぎ、衣類内をコントロールします。透湿度 は何と驚異の39,700g/㎡・24hrs

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(引用)
※ハルメク 「素朴な疑問 雨の名前は何種類ある? 五月雨の意味は?」
https://halmek.co.jp/qa/1059
※BOTANICA 「雨の種類(30種)!名前と特徴を一覧でご紹介!青葉雨や桜雨ってどんな雨?」
https://botanica-media.jp/592
※「雨を、読む。」著/佐々木まなび 芸術新聞社
(参考)
※exciteニュース 「なんと400語超あるとも言われる日本情緒あふれる『雨の呼び名』を一挙ご紹介」
https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_58717/
※テクノロジーと人をつなぐビジネスメディア Beyond 「春雨はどんな雨のこと?意味・由来・春に降る雨の名前」
https://boxil.jp/beyond/a5583/

GW期間中の営業について

平素より弊社製品をご利用頂き、誠にありがとうございます。
ゴールデンウィーク期間は暦通りに休業させていただきます。

休業期間中はご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

【休業期間】2022年5月3日(火) ~ 2022年5月5日(木) 
※5月2日(月)・6日(金)は通常営業。

それでは皆様、突然の雨にお気をつけて楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さい。

以上

※画像:( photolibrary )  https://www.photolibrary.jp

毎月23日は“天ぷら記念日”

皆さま、こんにちは。お彼岸を迎え、桜開花の便りが届きはじめました。我が家もぼたもちを買ってお供えし、先週末は天ぷらや好物のお稲荷さんを頂きました。季節の野菜を使った春ならではのかき揚げはとても美味しかったです。

ところで皆さんは毎月23日が“天ぷら記念日”ってご存知でしたか?天ぷらは私の大好きな食べ物のひとつなので、記念日があると知って嬉しいです。“天ぷら記念日”を口実に、これからは毎月23日に天ぷらを食べられるっていいかも(笑)ちなみに天ぷらの日というのもちゃんとあって7月23日だそうです。

天ぷらはいつ頃から食べられていたの?

ところで天ぷらはいつ頃から食べられていたのか、気になって調べてみました。野菜や魚に小麦粉で衣をつけて揚げるという方法は、室町時代、鉄砲の伝来とともに”南蛮料理”としてポルトガルから伝わったとされ、ポルトガル語の「テンポーラ(temporas)」が語源という説があるそうです。

その後、安土・桃山時代、ポルトガル人が長崎に伝えたフリッターのようなものが、長崎の郷土料理「長崎天ぷら」として生まれ変わり、日本の天ぷらの元になったそうです。

そして、今の天ぷらが一般庶民に広がったのは何と江戸時代。お寿司やお蕎麦とともに「江戸の三味」の一つとして江戸の庶民に愛され、江戸(東京)の郷土料理となったそうです。

ポルトガルから来たフリッターのようなものが、長崎に伝わって「長崎天ぷら」となり、時代を経て東京(江戸)の郷土料理になったとは、面白いですよね!

天ぷらは江戸時代のファーストフードだった?!

近世職人尽絵詞屋台の天ぷら屋(国立国会図書館蔵)

江戸時代、何と天ぷらは時代劇でよく見かけるお蕎麦さんと同じ立ち食い屋台で出されていたそうです。その理由は、江戸の町は故意でなくても火事は最も重い御法度。油と火を使う天ぷらは屋内では禁止されていて屋台で商うしかなかったとのこと。火事が起きるとすっとんで火事場へ行き、火消しに精を出していた火消し達の姿が浮かびます。

食べ方ですが、何と串カツのように串に刺し、天つゆと大根おろしにつけて食べていたそうですよ。手が汚れないようにとのことからだそうです。

値段も1本4文(およそ120円程度)で、庶民も気軽に食べられるファーストフードのような存在だったそうですよ。お箸を使わず串刺し、座卓でなく立ち食い、豪華路線ではなくファーストフード。全部今と正反対で面白いですよね。

当時立ち食いは行儀が悪いとされていたそう。だから絵の中の武士は顔を見られないように手ぬぐいのようなもので隠して食べているそうです。そこまでして屋台に天ぷらを食べに来たかった!という気持ちが伝わってくる絵ですね。それほど揚げたての天ぷらは美味しかったということでしょう。

それにしても、手が汚れないように串に刺して食べたり、立ち食いは行儀が悪いからと顔を隠して食べたりと、江戸っ子は立ち振る舞いが本当に「粋」!カッコいいですよね。私も粋な人を目指したいです。

江戸時代天ぷらは“魚介”メインだった?!

さて、当時天ぷらの具材が何だったのか、とても気になりますよね。調べて見ると、何と江戸湾で獲れた魚介類がメイン。芝海老・穴子・コハダ・貝柱・スルメイカ・キス等が食べられていたようです。大工や左官などの職人たちに人気があったとか。

それでは現在、天ぷらに人気の魚介は何か、こちらも気になって調べてみました。
あいにく魚介類限定の調査結果は見当たりませんでしたので、「決定!!日本人が好きな天ぷらランキング!!」の10位内にランクインした魚介類だけをピックアップしてみました。

 1位 エビ
 2位 イカ
 6位 穴子
 8位 キス
※「決定!!日本人が好きな天ぷらランキング!!」アンケートサイト「エフプレス」の会員303名(男女18歳以上)の回答。2018年実施。

結果はエビ・イカ・穴子・キス、と王道でしょうか。みんなが好きな天ぷらの魚介は時代が変わっても同じだった!ということですね。大きな発見です。ちなみに私はイカの天ぷらが一番好きです。

ところで、当時使われていた油は関西の菜種油に対し、関東はゴマ油だったそうです。これは魚介の臭みを抑えるためとか。そう言えば、東京にいる友人が会食で高級天ぷら屋さんに行って一番驚いたのは揚げ油がゴマ油だった!と言っていたのを覚えています。東京では、本格天ぷらにはゴマ油が使われているとは知りませんでした。ところ変われば、ですね。

~今が旬~春の天ぷらにおすすめの魚介は?

さあ、ここまで天ぷらを知ると食べたくなってきましたね。
えび・イカ・キス・穴子はもちろんですが、せっかくなら今の季節ならではの魚介を楽しみたいものです。今が旬の魚介と言えば、やはり桜えび・サヨリ・ワカサギ・ほたるいか・白魚あたりでしょうか。

photolibrary 桜えび
photolibrary 白魚
photolibrary サヨリ

中でも桜えびは、世界中でも駿河湾と台湾でしか獲れない貴重なものですね。春漁の桜えびは富士山の雪解け水で育ち、実が大きく甘いのが特長だと言われています。かき揚げにすると春らしい色に揚がって綺麗なのもいいですよね。

photolibrary 桜エビの天日干しと富士山

この桜えび。近年不漁が続いていることもあり、持続可能な桜えび漁を目指して様々な規制を行なっているそうです。またたくさん獲れるようになることを心より願っています。

ところで3月23日は国産小ねぎ消費拡大の日でもあるそう。そんな日があるとは面白いですよね。是非、天つゆに小ねぎをぱぱっと散らして頂きましょうか。

先日近所の産直市場を覗いたところ、菜の花・ふきのとう・タラの芽等の可愛らしい春野菜が並んでいました。

菜の花
ふきのとう
タラの芽

皆さんも是非、菜の花・ふきのとう・タラの芽・こごみ・タケノコ・アスパラガス等、旬の野菜と魚介を一緒に天ぷらにして素材そのものを味わい、春を満喫して下さいね。

 

※決定!!日本人が好きな天ぷらランキング!!
https://news.livedoor.com/article/detail/15204040/
※天ぷらの歴史(昭和産業)
https://www.showa-sangyo.co.jp/enjoy/encyclopedia/01/
※使用画像
菜の花、ふきのとう、タラの芽、:無料写真素材「花ざかりの森」https://forest17.com/ 
桜エビ、白魚、サヨリ、桜エビの天日干しと富士山: photolibrary  https://www.photolibrary.jp

粕汁にはやっぱりあのお魚でしょ

皆さま、こんにちは。凍えるような寒さが続いていますね。先日酒粕を頂きました。子供の頃、こんな寒い日には温かい甘酒が振舞われることがありました。近くの野上八幡神宮でも、毎年除夜の鐘が鳴る初詣で振舞ってくれます。

この酒粕。最近は美容や健康にいいと、ちょっとしたブームになっていますね。我が家では祖父が粕汁が好きでよく食べていましたし、私は酒粕を直に炙ってお砂糖をまぶしたおやつが大好きでした。どちらも美味しいだけではなく体がポカポカになったのを覚えています。

酒粕ってすごい

改めて調べてみると、酒粕には血管を拡げる働きがあり、その結果血の巡りがよくなって体が温まるという仕組みだそうです。それだけではなく、酒粕には食物繊維と似た働きをしてくれる成分が含まれていて、便秘やダイエットから美肌効果まで注目されているそうですよ。女性には嬉しいことずくめですよね。

粕汁と骨正月

酒粕と言えば粕汁。寒い冬にふうふう言いながら食べたくなる粕汁のルーツについて、調べてみました。

photolibrary

正月用に買った尾頭付きの鮭や鰤(ブリ)を年明け少しずつ食べていき、1月20日に骨も含めた魚の残った部分を使って粕汁にして食べ尽くす習わしが、関西の風習として広まっていったと言われているそうです。それで1月20日は「骨正月」、粕汁は「始末の料理」、と言われているようですよ。寒い北の地域ではなく、意外にも関西の風習だったのですね。

粕汁にはやっぱりあのお魚でしょ。

我が家はの粕汁でしたが、地域によって具材も異なるようです。ざっと調べただけでも、鰤(ブリ)塩サバ鰆(サワラ)キンキメヌケいろんなお魚のアラ、豚肉等、が使われていました。海に囲まれた日本ならではの、いろんな種類のお魚が使われているんですね。思わず各地で食べ比べをしてみたくなりました。

好きなお魚ランキング第一位は?

その中でも、やっぱり粕汁に一番馴染みのあるお魚は鮭」のイメージが強いのではないでしょうか。私も鮭は最も好きなお魚のひとつです。焼いてもお刺身でも何でも美味しいですよね。気になって調べて見ると、好きな魚ランキングで堂々の第1位となっていました。ちなみに5位までを以下にご紹介。

1位「サケ」
2位「マグロ」
3位「サンマ」
4位「サバ」
5位「ブリ」
※2020年マルハニチロ調べ

スモークサーモンのルーツは“縄文時代”かも!?

何と鮭は縄文時代から食べられていたそうですよ!縄文遺跡から鮭漁の跡が発見されていたそうです。前回のブログで干物が縄文時代から食べられていたと書きましたが、きっと鮭もそのお魚のひとつだったのでしょうね。

干物だけではなく、何と燻製にしていた形跡もあるとか。子供から大人までみんな大好きスモークサーモンのルーツは縄文時代かも!?
また、鮭にゆかりのあるお寺や神社が全国各地にあるそうです。その名も「鮭神社」という神社まであるそうですよ。

は遠い昔から私たち日本人に深く関わってきたお魚なんですね。ますます鮭が好きになりました。

厳しい寒さが続いています。鮭の粕汁を食べて体を温め、寒さを乗り切っていきたいと思います。皆さまもどうぞお気をつけてお過ごし下さいね。


※Yoga journal online
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dbf345412ce120d5e9e022078d3d6a0c74a3947
※プレスリリース 酒粕を食べることで「体は温まる」か? 月桂冠総合研究所2016年10月20日、日本醸造学会大会で発表
https://kyodonewsprwire.jp/release/201610195449
※マルハニチロ ~マルハニチロ「魚食に関する調査 2020」好きな魚ランキング

https://www.maruhanichiro.co.jp/corporate/news_center/news_topics/20201007_research_gyosyoku2020.pdf
※使用画像

鮭:無料写真素材「花ざかりの森」https://forest17.com/ 
荒巻鮭: photolibrary  https://www.photolibrary.jp

寒風の恵み

寒い毎日、皆さんいかがお過ごしでしょうか。このところの寒波で北日本や日本海側を中心に大雪に見舞われ、場所によっては平年の2倍以上のだそうで、2m以上の積雪があった所もあったようですね。雪かきに追われる方々のご苦労ははかりしれません。お疲れの方も多いことでしょう。皆さんどうぞお気をつけて作業なさって下さいね。

南国と言われる和歌山ですが、高野山にはよく雪が降り積もりますし、ここ紀美野町はこのところ強風に雪の舞う厳しい寒さが続いています。
それでも近所に水仙の花がたくさん咲いているのを見かけると、よい香りに癒やされ、春の訪れが遠くないことを感じ心が温かくなります。

厳寒期の空っ風“寒風”が美味しい干物をつくる「寒風干し」

さて、外で強風にブルブル凍えている時、友人から電話で厳寒期の空っ風にお魚を干して作る干物「寒風干し」のことを聞かれました。寒風干しというと北の方ではタラやサンマが有名ですね。厳寒期に海から来る空っ風にお魚を手作業で一つ一つ干して作る干物づくりは本当に大変なお仕事だと思います。

私は食べたことがないのですが、確か炙ってお茶漬けにして頂くと美味しいとテレビで見たことがあります。友人もサンマの寒風干しを紹介しているテレビ番組を見て食べてみたくなり、ネットでリサーチ中とのこと。きっと毎年この時期を心待ちにしている根強いファンがいることでしょう。
友人の話を聞いて私もサンマの寒風干しを食べたくなってしまいました。

干物は縄文時代から食べられていた!

さて、聞いたところによると干物は縄文時代から食べられていたそうです。縄文時代の貝塚から魚や貝を干した形跡があるとか。海に囲まれた日本では、大昔からお魚を干して保存性を高めていたのですね。どんな形跡が残っているのか、一度見てみたいです。

所変われば干物も変わる?!

ところでこの干物。お住まいの地域によって身近なお魚が異なるため、普段から頂く干物もやや異なるようです。
西日本出身で東京に住む友人によると、北海道や東北出身者のお宅の普段の朝食にはホッケやニシンが登場すると言っていました。秋田出身者のお宅ではハタハタの干物を食べたりするとか。和歌山ではホッケもニシンもハタハタも普段目にしないお魚です。

ハタハタと言えば、以前ハタハタを扱うお取引先があり知ったのですが、ハタハタは魚へんに神(かみ)と書くんですよね→(ハタハタ)。
名前の由来を調べたところ、雷の古語を「ハタタ神(かみ)」といい、漢字の「鰰」の由来となっているそうです。

和歌山ではやはりアジの開きカマスの開きイワシのみりん干しサンマの開きメザシ等が一般的でしょうか。少し豪勢になると、鯛の開き灰干しサンマ、等でしょうか。

ちなみに、日本のサンマ漁の発祥の地は、江戸時代の紀州熊野と言われていますが、ここ和歌山には雑賀崎(さいかざき)灰干しサンマという特産干物があります。
一般的なお魚の開きはお魚を乾燥させて作りますが、灰干しサンマはお魚を灰と一緒に水分を通すフィルムに包み、灰にお魚の水分を吸収させて乾燥させる方法です。臭みがなくしっとりとして旨味が凝縮されていてとても美味しいです。皆さんもぜひ一度食べてみて下さいね。

私たち日本人は普段から寒風を利用して出来たものを食べている!

さて、干物の他にも、この厳寒期の風を利用した私たち日本人にとても身近な食べ物がありますよね。そうです、庶民の味方!切り干し大根です。

というのも、先日高知市内で切り干し大根づくりの最盛期を迎えているとのニュースを見ました。冬の日差しと寒風がおいしい切り干し大根を作るそうです。
竹すという置き場に白い切り干し大根を干していき、3日で重さが10分の1に、そしてパリパリのレースのようになった切り干し大根を収穫するそうです。
甘さが凝縮して美味しさが増すのでしょうね。切り干し大根の煮たのが食べたくなってしまいました。

サンマの寒風干しは手に入りませんが、今晩はコタツに入って炊きたてご飯に“寒風の恵み”である美味しい干物切り干し大根の煮物でも頂きましょうか。

寒風に、海に、大地に、降り注ぐ太陽に、山海の恵みに、育てる人たちに、漁をしてくれる人たちに、作ってくれる人たち、に感謝!です。

寒い日が続きますが、皆さん、お気をつけてお過ごし下さい。

※切り干し大根画像:無料写真素材「花ざかりの森」https://forest17.com/ 
※参考:雑学ネタ帳/魚へん漢字の由来 https://zatsuneta.com/archives/002085.html

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

謹んで新春のお慶びを申し上げますと共に、旧年中に賜りました格別のご厚情に厚く御礼申し上げます。

おかげさまで、弊社は今年創業59年目を迎えます。

新型コロナウイルス感染拡大からほぼ2年が経ちますが、このところの材料価格の高騰等
まだまだ厳しい状況に直面しています。

新しい年を迎え、私たち社員一同、今一度初心に立ち返り、皆様に安心していただける製品づくりに、基本に忠実に一歩ずつ取り組んで参りたく存じます。

本年も変わらずお引立ての程、何卒よろしくお願い申し上げます。

この一年が皆様にとって幸多い年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

株式会社 久保製作所
代表取締役社長 
久保真由巳

雨衣ひとすじ久保製作所ホームページTOPページ

冬期休業のお知らせ

<和歌山のゆず(籠)と獅子ゆず>

平素より弊社製品をご利用頂き、誠にありがとうございます。誠に勝手ながら、下記の期間を冬期休業とさせていただきます。

休業期間中はご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

【休業期間】2021年12月29日(水) ~ 2022年1月4日(火) 
※1月5日(水)より通常営業。

この一年大変お世話になった皆様に、心より感謝申し上げます。

厳しい寒さが続いておりますが、お体にはどうぞお気をつけて、よいお年をお迎えください。

毎日がフルーツパラダイス!

皆さま、こんにちは!ここ和歌山県北部の丘陵地紀美野町は、朝晩めっきり涼しくなりました。毎晩たくさんの虫たちによる盛大なコンサートが開かれています。人によってはうるさくて眠れないという方も・・・(苦笑)。

毎年虫たちの盛大なコンサートが開かれるようになると、みかんのトップバッター極早生みかん(いわゆる青ミカン)が出回り始めます。運動会の時お弁当と一緒にいつも爽やかで甘酸っぱい青ミカンを食べていた記憶があります。それにしても同じお弁当でも、青空の下で頂くお弁当はなぜあんなに美味しいのでしょう。皆さんもそう思いませんか?

青ミカンが出回り始めると、水産合羽業界もシーズン突入します。少しずつご注文が増えてきています。おかげさまでありがたいことです。

ぶどうが「ぶどう様」に?!

食いしん坊の私には嬉しい秋の訪れ。ご存知のとおり和歌山はみかんをはじめとした果物王国!先日近くの産直市場へ出かけると、ぶどうがずらりと並んでいました。見ていると、種類も名前も本当に様々で頭にすっと入ってこず、覚えられません・・・。

一昔前はこんなにたくさんのぶどうの種類はなかったように思います。年がバレますね(苦笑)。しかもいずれもとても気軽にとはいかないようななかなかのお値段。そこで気づきました。“お彼岸価格”だと。

一昔前、日常食べるぶどうとしては、紫の小さい粒のデラウェア、緑の大きめの粒のマスカット、黒く大きな粒の確かベリーA??確かこのくらいではなかったかと。
その後、巨峰やピオーネのような甘くて大きな高級ぶどうが主流になり(あくまで私の主観ですが)、今はシャインマスカットが人気のようですね。

<和歌山のシャインマスカット>

このシャインマスカット、とても気軽には買えないお値段!まさに、ただのぶどう・・・ではなく「ぶどう様」?!先日ちょうど頂く機会がありました。種もなく皮も食べられるので不思議な感じがしますが、確かにとても美味しいですよね。どのぶどうが一番好きか?と聞かれると、私は瑞々しくて香りのよい巨峰が好きカナ・・・。

私の一押し!いちじく

ぶどうも美味しいですが、私が一番好きな果物は実はいちじくなんです。和歌山のいちじくは赤黒くてずっしりと大きく、甘くて美味しいですよ~。いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、これは花を咲かせずに実を付ける果物という意味。ただ、花を咲かせないわけではなく、実を割ったときに見える小さな粒々が花に該当するそうですよ。

<和歌山のいちじく>

いちじくと言えば、最近では乾燥いちじくとクルミ等のナッツ類を使用したハード系のパンがとても人気ですよね。私はなんと言っても生のいちじくが好きです。食べられる時期が大体8月~10月頃に限られるので、逃さないようにいつもゲット!しています。
皆さん、宜しければこの時期にぜひ一度和歌山のいちじくを食べてみて下さいね。

みかんの剥き方は「お尻」から?それとも「へた」から?

果物王国和歌山の主役はなんと言ってもみかんです。前述のとおり、極早生みかん(いわゆる青ミカン)が出回り始めました。甘い温州みかんも好きですが、私はこの時期しか食べられない甘酸っぱい爽やかな味わいの青ミカンも好きです。

写真は和歌山生まれの期待の新種「YN26」。青ミカンはその色からいかにも酸っぱそうに見えるかもしれませんが、酸っぱいだけではなくちゃんと甘さもあるんですよ~

まだ日中汗をかくこともあるので、この爽やかな甘酸っぱさを体が求めているのか、私にはぴったりです。友人のみかん農園さんによると、今年は花が少なめだったらしく、なりがやや少なめだそうですが、とても美味しかったです。皆さん、宜しければこの時期にぜひ一度和歌山の極早生みかん(青ミカン)を食べてみて下さいね。

<和歌山の極早生みかん 画像提供:藤原農園>

ここで皆さんに私の友人である藤原農園さんから頂いた絶景画像をご紹介!広がる青空と早生ミカンと海・・・。何と雄大な美しい風景でしょう。心癒やされますね~
藤原農園さん、ありがとうございました!

<青空と早生ミカンと海 画像提供:藤原農園>

さて、本題のみかんの剥き方のお話。
私は当然いわゆる「和歌山剥き」です。
「有田剥き」とも言われているようですが。
というのも、つい先日東京の友人と電話で話しをしている時、突然「そう言えば、みかんどうやって剥いてる?」と聞かれまして。

普通にお尻(へたのない方)から皮付きで身ごと半分に剥いていることを伝えると、「へぇーやっぱりそうなんだ~!お尻から剥くんだ~、皮付きのままパカっと剥くんだ~和歌山剥きなんだ~」と、予想通りで嬉しい!というような反応が返ってきました。

みかんのシーズンに入ると、ネットやテレビでみかんの剥き方が話題になるからかもしれませんね。

私にとって、みかんの剥き方をどうやっているか?なんて、これまで生きてきて一度も考えたこともありませんでした(笑)
ですので、東京の友人のようにへたのある方から下に向かって皮を花びらのように剥き、実だけにしてから食べる方もいらっしゃることを知った時はちょっと驚きました。

「和歌山剥き」は、みかんがふんだんにある和歌山だからこそ!の剥き方かもしれませんね。和歌山の大地に、降り注ぐ太陽に、潮風に、育てる人たちに感謝!です。

 

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